子ども養育費と転職後の年収増減は密接。大学進学卒業までの費用試算。
今から8年前の2014年2月17日、自分で大学進学にかかる費用をメモしていたので、今回は大学進学して卒業するまでにかかる費用を試算してみます。参考までに、私は大学進学を機に18歳から一人暮らしを始めました。自分の子どもにも、高校卒業後は家を出てもらって、知見を拡げて欲しいと思っています。
先に結論を書くと、私の場合は転職しても年間77万円は貯金する必要があります。子どもを大学に行かせたいと思うのならば、年間77万円貯金できない仕事には転職してはダメです。
はい、試算して行きます。
先ずは大学に支払う金額。私は地方大学の工学部に進学して4年で卒業しました。現在もその大学は存在するので、その大学のホームページに費用が公開されているので、そこから入学金と授業料の金額を参照しました。試算した結果は、
4年間に大学に支払う金額は、500万円です。
次に、一人暮らしにかかる家賃費用。私は4年間、大学の近くの学生寮で生活していたのですが、現代の子(私の子ども)はアパートで一人暮らしを望むだろうから、1kアパートを借りる設定で試算します。私が通った大学は地方なので家賃相場は、都心に比べたら安く、5万円以内で契約できそうです。敷金礼金で2か月分かかるとして、試算した結果は、
4年間に家賃で支払う金額は、250万円です。
次に光熱費と通信費用です。光熱費はこのサイト電気プラン乗換.com(https://price-energy.com/energyprice/alone1)で公開されている金額を参照させていただきます。毎月にかかる電気代は0.57万円、ガス代は0.30万円、水道代は0.21万円。下水道代は想像で0.1万円かなと。そして通信費、スマホ代はauのホームページ(https://www.au.com/mobile/charge/?bid=we-we-gn-3003)から参照して、0.74万円。試算した結果は、
4年間に光熱費と通信費用で支払う金額は、92万円です。
次に衣食です。このサイト日本学生支援機構ホームページ(https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/__icsFiles/afieldfile/2021/09/24/data20sokuhou.pdf)で公開されている金額を参照させていただきます。娯楽・し好費は年間13.5万円、その他の日常費は年間16.2万、保健衛生費は年間4.3万円、食費は年間26.7万円。試算した結果は、
4年間に衣食で支払う金額は、243万円です。
4年間に、大学に支払う金額と、家賃で支払う金額と、光熱費と通信費用で支払う金額と、衣食で支払う金額の合計に、一人暮らしを始めるために購入する家財道具(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、鍋や食器など)の費用20万円と、在学中に自動車に免許を取得するだろうからその費用28万円、毎年1回ぐらいは帰省するだろうからその費用25万円、、、と加算して行くと、合計金額は1,158万円です。
準備する金額には余裕を持たせたいので、自分で試算した金額を乱暴に2割増しすると、
子どもを地方の4年大学の工学部を一人暮らしで卒業させるまでに必要な金額は、1,390万円であると私は試算しました。
娯楽・し好費と食費が足りなかったら、子どもにバイトか資産運用してもらって、子ども自身に補填してもらうつもりです。日本学生支援機構ホームページ(https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/kingaku.html)の第二種奨学金の貸与月額を調べてみると、最大毎月12万円借りられるみたいです。大学入学から12万円借り始めると、4年間で576まで借金が膨らむようですね。子どもが借金を背負うことを承認してくれるのであれば、奨学金を利用することもあり得ると思います。
子どもが生まれて大学に進学するまでの猶予時間は18年間あるので、
1,390万円/18年間で計算すると、1年あたり77.2万円を積み上げて行く必要があるんだなと推測しました。私の子どもは今7歳なので、77.2万円x7年で計算して、現在保有している資産の内の540万円は子どもための学費だと思って、死守する必要があるということを自覚することができました。
もしも、資産2,000万円を年間金利4%で運用したら、毎年金利で得る収入は80万円です。子どもの大学資金が気になる人は、子どもが生まれてきた時から資産2,000万円で運用を開始すれば良い、ってことになりそうです。