盆栽メンテナンス、栽培歴10年半のモミジ盆栽「琴の糸」剪定時期4月。
Bonsai maintenance, 10.5 year old maple bonsai “Koto no Ito” in cultivation, pruning time April.
今日は盆栽の剪定を行いました。毎年3月から4月あたりの新芽が伸び尽くす時期を見計らって、このモミジ盆栽「琴の糸」の葉と枝を剪定しています。
以下は剪定前の盆栽の状態です。琴の糸というモミジの品種の特徴は細い葉にあるのですが、私の栽培している琴の糸には、大きさの異なる葉が茂っています。写真に入っている350mLの缶ビールの高さは12cmですが、この私のモミジ盆栽「琴の糸」の大きさは、高さ23cmで幅55cmぐらいです。
以下が剪定した後の状態です。葉の茂りと枝の複雑さが解消されて、とてもスッキリとした状態になりました。
一般的に、盆栽には「形」が存在するのですが、私は自分なりに「吹流し」をイメージして剪定しています。吹流しという型は、「樹の幹や枝が、自然の風向きによって一方向に流れている姿」を表した形です。(引用:盆栽についてAbout Bonsaiさいたま市大宮盆栽美術館 https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/about/trees/)
この記事「琴の糸」という品種のモミジでも、盆栽を作りました。で書いていますが、この盆栽「琴の糸」は2011年10月から栽培しています。
これまでの栽培期間10年半において剪定しない年もありましたが、剪定しないと、茂った葉が強風で煽られて鉢が倒れてしまうことがあるので、ここ数年は毎年剪定することにしています。
途中で鉢の植え替えをしていることも影響していると思いますが、幹の状態と枝振りを比較すると、この10年半で成長していることが分かります。大量に葉を剪定しても、盆栽の成長は止まらないみたいです。
私はアパートのベランダで盆栽を楽しんでいます。ベランダの狭いスペースにおいては、現状の高さ23cmで幅55cmぐらいのサイズが丁度良いので、これからの数年間は枝を太くする様に、幅は55cmぐらいに納まる様に、このモミジ盆栽「琴の糸」を育てて行きます。