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決算書分析の基本は業界比較。冷蔵型倉庫と普通型倉庫を比較しました。

最初は、TKC経営指標(BAST)要約版PDF(https://www.tkc.jp/ao/)から業界標準値を入手したのですが、B/S(貸借対照表)とP/L(損益計算書)のグラフ化に必要な数字がそろっていなかったので、冷蔵型倉庫と普通型倉庫の各会社のホームページを開いて、有価証券報告書から数字を拾いました。

この記事は、新型コロナワクチンは要冷蔵。乗じて冷蔵倉庫の株価は上昇か?安直か?の続きです。日経業界地図 2021年版 (日本経済新聞出版)の221ページの「139 倉庫」に記載されている、冷蔵型倉庫と普通型倉庫の会社のB/S(貸借対照表)とP/L(損益計算書)を比較してみました。冷蔵型倉庫の会社は、横浜冷凍、ニチレイ、マルハニチロ、C&Fロジホールディングス、キューソー流通システム。普通型倉庫の会社は、三井倉庫ホールディングス、三菱倉庫、日本トランスシティ、住友倉庫、安田倉庫、渋沢倉庫、ヤマタネ、東陽倉庫、川西倉庫、ケイヒン、東洋埠頭、中央倉庫です。左端の平均値グラフは、この合計17社から算出した平均値です。

冷蔵型倉庫と普通型倉庫を比較して分かったことは、

冷蔵型倉庫のニチレイ、マルハニチロは、倉庫業界内では大手であること。資産よりも収益の方が多い会社の割合は、冷蔵型倉庫は5社中の4社、普通型倉庫は12社中2社であること。売上に寄与させずに資産を遊ばせておくのは、機会損失になるのではないのか?など、この他にも気づくべきことがあるんだとは思いますが、私の現在の知識では気づきが少ないですね。

冷蔵型倉庫と普通型倉庫の違いは、文字からそのまま想像すると、商品の保管温度の違いでしょう。常温では品質が損なわれる商品を保管できるという点が、冷蔵型倉庫が生む付加価値なんだと思います。「資産よりも収益の方が多い」についての正しい判断は、この本会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方に書いてありそうな気がしているんですが、未だ最後まで読んでいません。時間を作って、この本を最後まで読んで、正しい判断知識を身につけます。

冷蔵型倉庫
キューソー流通システムまでが冷蔵型倉庫で、三井倉庫ホールディング以降が普通型倉庫
普通型倉庫
普通型倉庫
普通型倉庫
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1979年の早生まれです。 41歳から転職活動と株式投資とM&Aの勉強を始めました。 転職先が見つからなかったら、自分で会社を買うことにします。